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山道具インプレ、Crispi CXT

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これまでCrispiのテレマークブーツにはあまり馴染みがなかった。数年前に戸隠で一度だけCXTをレンタルして使ったことがあるだけだ。その時はウロコ板との組み合わせで使用した。意外に歩きやすく、滑りやすいブーツだった。欲しくなったが、すでにカタログ落ちしていてどこにも売っていなかった。

正月明けに大阪の大型アウトドアショップでアウトレット品のCXTをたまたま見つけた。自分の足のサイズにぴったりのものがあり、値段も2万円以下だったので、迷わず購入した。CXTは2バックルのプラブーツだ。他のメーカでいうならScarpa T4やGarmont Excursionといったところだろうか。

先日、地元兵庫のちくさ高原でCXTを初めて使ってみた。実際に歩いてみると、かなり柔らかい。足指のつけねの屈折部(じゃばらの部分)がよく曲がるのである。歩きやすさは革ブーツに匹敵する。シェルの高さがなく、ふくらはぎを圧迫することもない。インナーは厚手でボリュームがあり、4時間近く歩いたが、私にしては珍しく靴ずれもしなかった。

Img_0243

ツアー終了後、ゲレンデを数本滑ってみた。最初にコブ斜面に入ったのが間違いだった。バランスを崩して身体が前かがみになると、足指がブーツの屈折部に挟まれて痛い。以前、Garmontの革ブーツでも同じようなことを経験したが、プラブーツでは初めてだ。しかし、ねじれ剛性はやはりプラブーツで、硬めの斜面でも板をコントロールできる。

中斜面での大回りターンを試みた。メインで使っているGarmont Syner-Gと較べると、いかにも頼りない感じだ。ウロコ板を使っていたせいもあるが、意識して真ん中に乗らないとグラグラする。油断していると身体が遅れ、リカバリーに苦労する。でもこれがテレマーク本来の楽しさだ。不安定な自由なのだ。

ショートターンもやってみた。これが意外にやりやすい。気をよくして、ゲレンデ脇にわずかに残った未圧雪部分に突っ込んでみた。湿った重い兵庫のモナカ雪にはまったく歯がたたない。この雪ではSyner-Gでも曲がれなかっただろう。すごすごと圧雪バーンに戻った。まだ滑り足りない気もしたが、一回券も使い果たした。

ツアー記録にも書いたが、「革靴に限りなく近いプラブーツ」といった印象を受けた。歩きやすく、そこそこに滑れる。昨年から細革を使う機会が増えているが、板は細くてもなんとかなることがわかった。だが、ブーツが頼りないと、雪が少し悪くなるだけで超初心者状態になってしまう。スキー技術の未熟な私ではなおさらだ。

革ブーツの足首のグラグラ感も楽しいと言えば楽しい。シンプルな道具を使いこなすこともテレマークの楽しさのひとつだ。それに靴ずれさえしなければ、歩き中心のツアーでは軽快そのものだ。きっとテレマークをやめるまで革ブーツを使い続けるだろう。でもツアーでの実用性はいまひとつだ。CXTは楽して細革気分を楽しむための救世主になってくれるだろうか。


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