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月齢

        

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9/25 剱岳、・・・の記(富山)

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痛みだした膝をかばいながら、急傾斜の早月尾根をよろよろと下る。日帰りで剱岳を往復したのだ。なんとか日のあるうちに馬場島まで下山できてよかった。さすがに寝不足での12時間行動は辛く、自分の考えの甘さを痛感した。剱岳、修行の記。

剱岳には何度か登っている。高校一年の夏、初めて登った高い山が剱岳だった。10年ほど前、剱沢から源次郎尾根をたどって登ったのが最後だ。今回、早月尾根からワンデイで登ってみようと思いついた。ロングコースだがなんとかなるだろうと楽観的だった。

金曜の夜、ばたばたしていて出発が遅くなり、馬場島に着いたのは午前2時だ。車の中で寝た。4時半起床で、2時間半ほどしか眠れなかった。眠い目をこすりながら、おにぎりの朝食。あたりはまだ暗い。ヘッドライトを点けて、5時に歩き始める。すぐに早月尾根の末端にとりついた。

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最初の急登を終えると、しばらくは穏やかな樹林の道だ。このあたりが松尾平か。標高1000mでほんのり明るくなった。ブナと立山杉が混生するあたりから傾斜がやたら急になる。途中から霧の中に突入。涼しいのが救いだ。高度をぐんぐん上げる。標高2000mくらいで雲の上に出た。快晴だ。猫又山や赤谷山が見える。

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8時半ごろ早月小屋に着いた。大日岳や立山の眺めが最高だ。剱の北方稜線の豪快な景色を堪能した。小屋からしばらく樹林帯を登ると、剱岳の頂上が見えてきた。立山側からはガスが吹き上がっている。森林限界を抜け、気持ちの良い稜線をたどった。頂上直下は鎖場の連続だ。鎖が冷たく、手がかじかんでくる。

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12時前に頂上に着いた。7時間かかった。あいにく立山側は雲の中だ。源次郎尾根や八峰の岩稜、そして遠くに針ノ木岳の稜線が見えている。若い外国人の女の子が軽装で登ってきた。旅の途中で気軽に立ち寄ったという感じだ。その行動力に感心する。軽く腹ごしらえをしてから下山に取りかかった。疲れてくると集中力がなくなる。転落しないように慎重に下った。

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早月小屋までは2時間で下った。この時点で午後2時、なんとか暗くなる前に下れそうだった。三角点を越え、尾根を急降下する。休み休み、ゆっくり下った。長い下りにだんだん疲れてくる。膝も痛くなり始め、さらにスピードが低下する。うんざりするころやっと松尾平だ。傾斜が落ちてほっとする。まったく苦行の下りだ。

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馬場島にはちょうど5時に着いた。登り7時間、下り5時間で、12時間行動になった。体がぎしぎしする感じだ。滑川方面へと車を走らせ、コンビニで教えてもらった立ち寄り湯で汗を流した。剱岳も久しぶりだったが、こんなに疲れたのも久しぶりだ。修行の一日になった。


コメント
凄すぎです。速すぎです。驚きました。 ちなみに私は劔には登ったことがありませんが・・
>やまねこさん ご無沙汰しております。 馬場島からの剱岳往復はロングコースですが、トライする人もけっこういて、この日も7〜8人は歩いていたと思います。いつものように写真を撮りながらだらだら歩いた私は、時間的にも標準より遅めでした。時間を競うわけでもなし、疲れたら早月小屋に泊ればいいやと気楽に出かけました。 海と山をバランスよく遊ぶというのが今年のテーマです。ここ数年は海中心の生活で、山歩きがおろそかになっていました。基本的に私はハイカーなのです。これまで行きそびれていた山やルートを、落ち穂拾いのように歩いてみようと考えています。
  • ts
  • 2010/09/29 6:51 PM
ブログを確認させて頂きました。
剱岳の一日登山は凄いです。これから徐々にブログを読んでいきます。
  • 川端和行
  • 2019/11/18 10:45 PM
>川端さん
もう10年近く前の記録ですが、読んでいただきありがとうございます。山の愉しみ方は人それぞれ、最近の私はウラヤマの奥深さにはまっています。
  • ts
  • 2019/11/19 9:59 PM
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