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マダニに大騒ぎ

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金曜日の夜のことである。蒸し暑くパンツ姿で涼んでいた。ふと太ももの裏側に何やら黒いカサブタのようなものがあることに気がついた。あれ、こんなところにデキモノなんかあったかなと思いつつじっくり見ると、どうも変だ。マダニが皮膚にくい込んでいた。それから大騒ぎ。

これまで何度かマダニに食いつかれたことがあった。谷川岳、黒部の水平歩道、六甲山で被害にあっている。谷川岳や黒部の時は無理やり引き抜いた。無理に引き抜くと頭部や牙が皮膚の中に残る可能性があり避けたかったが、何日もダニをつけたまま行動するのは嫌だった。六甲山の時は、ひざの裏側の柔らかい部分にくい込んでいてどうしても取れず、医者に行って除去してもらった。

最近はマダニを媒介とした重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が話題になっている。早く除去したい。ウェブで調べると、皮膚科で除去してもらうのが良いと書かれている。医者に行きたくてももう0時近い。さりとて救急病院に行くのも大げさすぎる。なんとか自分で除去する方法はないものかとさらに調べてみた。

酢やアルコール攻めをすると自分から離れてくれることもあるようだ。半信半疑ながらダメ元で試みることにした。脱脂綿に酢をたっぷり含ませ、ダニを包み込む。30分ほど待つが何の反応もない。指でつまんで引き抜こうとしても、ももの肉が引っ張られるだけで一向に取れない。まったく憎らしいやつだ。奥さんは人の大苦戦を見て「気持ち悪い」と言いながら大笑いしている。

翌日は早朝から奥琵琶湖に出かけるつもりだった。外出は控えて医者に行ったほうが良さそうだ。それでもあきらめきれず、頭部が取れませんようにと神様にお願いしながら、何度かそーっと引っ張ってみる。プチっと音がして、抜けた。しまった、頭部が残ってしまったかなと焦る。虫眼鏡で見るとマダニには小さな頭部らしきものがついている。それでも牙は残ってしまったかもしれない。

やっぱり医者に診てもらうしかない。マダニが喰いついていた部分をマジックペンで丸く囲んでマーキングする。傷口はイソジンで消毒しておいた。除去したマダニを脱脂綿にくるんでフィルムケースに入れた。翌朝、フィルムケースから取り出して写真を撮ろうとすると、脱脂綿の上をもさもさと動き出した。生きている!慌ててフィルムケースに戻して蓋をした。

翌朝、近所の皮膚科に出向き、「ダニに噛まれました」とお医者さんに報告する。まあ大丈夫でしょうが、傷口をきれいにしておきましょうと言われた。ズボンを脱ぎ、局部麻酔の注射を打ってもらった。これが痛い。傷口を小さく切開してきれいにしてもらう。急に熱が出るなど身体の異常があれば、すぐに大きな病院で診てもらってくださいと言われ、抗生物質も処方してもらう。

これでなんとなく安心。しかし、せっかくの好天の休日が午前中台無しになってしまった。奥さんからは「あなたは役に立たないものばかり持ち帰る」と責められる。そんなことを言われてもなあ…。昔、沢登りの後、汚れた衣類を浴室に放り込んでいたら、山ビルがニョロニョロと出てきて、奥さんが悲鳴をあげたこともあった。今回はマダニ・・・、確かに役に立たないものばかりだ。

それにしてもどこで噛まれたのか。たぶん先週の東紀州だ。カヤックで着いた浜で裏山へ池を探索に出かけた時、サーフパンツのまま藪漕ぎしたのが悪かったのかもしれない。マダニをフィルムケースから取り出して、まだ生きているかなあと観察する。酢攻めのせいか、干からびたみたいになってぴくりとも動かない。マダニだって生きるのに懸命だ。申し訳ないことをした。


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