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マウントクック2(NZ)

夜が明ける。風が強く、雪も降っている。今日は停滞だ。食事をし、時々トイレに行くだけの一日。トイレは小屋の外にあり、ガスに閉ざされた周囲の山々をながめては、ため息をつく。一週間近く待機してやっと入山できたと思ったら、また停滞。

3日目も雪で視界悪く停滞。さすがに停滞も2日目となると気持ちが腐ってくる。リサは小屋の外でピットを掘り、積雪の記録取りに余念がない。寝袋にもぐって、誰かが小屋に残していった古雑誌を読んだ。夕方、天候が回復してきた。周囲の山々が少しだけ顔をのぞかせた。

4日目、ようやく晴れた。積雪が不安定で、ヘッドウォールを越えてマリナー氷河には行けない。ホーフスタッタードームに行くことになった。小屋の上方にそびえるドーム状のピークだ。トラバースぎみに進み、ピークからのゆるやかな尾根に取り付く。表面の雪が風で飛ばされて堅く、クトーが欲しいくらいだ。

しばらく急な斜面を登り切ると、広々とした台地状の部分につく。一休みした後、しばらくシールで登り、斜面が急になってきたところで、スキーをデポして、アイゼンとハーネスを装着し、ガイドとロープを結んで登る。


山頂部にはあっけなく着いた。フォックス氷河側の景色がよく見えた。下降はガイドが最後尾で私たちを確保してくれる。奥さんは「猿回しのサルみたい」などと言う。考えて見れば、彼女はロープを結んで歩くのは初めてだった。デポ地点からスキーで下った。雪は堅く、いまいち楽しめない。

尾根に取り付いた地点を過ぎてさらに下る。ほどほどの地点でシールを装着し、小屋まで登り返した。小屋に着くと、ドイツ人の3人組がいた。セスナで入山してきたそうだ。夜の定時無線連絡で、明後日から天候が悪化するという予報を聞き、予定を一日早めて明日下山することになった。


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