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セゲ谷周遊(イタリア)

2007年の夏、奥さんと二人でイタリアのドロミテの山々を歩く。2007年8月4日、トレント近くのブレンタ連峰トレッキングの記録。(テキストは当時の文章です。)

イタリアの小都市トレントでの初日は雨だった。おかげで山の地図や資料を買い、ドロミテでの山歩きの準備ができた。だが、トレント周辺でどこに行ったらよいのかがわからない。トレント登山家協会に出向き、トレント周辺の山歩きコースをいくつか紹介してもらった。そのひとつがドロミテの西方にあるブレンタ連峰だ。トレントから登山口のひとつモルベーノまでのバスもあり、日帰りの山歩きが楽しめそうだった。

朝、バスセンターからモルベーノ行きのバスに乗る。モルベーノまでは約一時間。モルベーノは湖畔のリゾート地で、たくさんの観光客で賑わっていた。ゴンドラ・リフトを乗り継いでモンタナラ小屋(1525m)まで上がる。正面にブレンタ連峰の岩峰群が目の前にそびえ、すごい雰囲気だ。ここからルート番号340Bのコースをたどると、道はセゲ谷に向けて急降下し、モルベーノから上がってきた340の登山道と合流する。ここから1430mのアルティッシモ小屋までは谷沿いのトラバース道で、右手の岩壁の裾をたどっていく。

アルティッシモ小屋でランチタイム。トレントで買ったパンを食べ、トイレを借りる。ここから谷沿いをつめれば、ブレンタ連峰の主稜線上のタケット峠まで登れる。私たちは340のルートで本日の最高地点セルバータ小屋(1657m)に向かう。アルティッシモ小屋から沢をいくつか越え、急な道を登る。このあたりから山道らしくなる。針葉樹の林を抜けると岩山の合間の少し開けた場所に出て、そこにセルバータ小屋があった。周囲を岩壁に囲まれた円形劇場のような場所で、感じのよいところだ。日本の涸沢のミニチュアサイズといったところである。

高度感のあるトラバース道だが、ワイヤーが設置されていて危険はない。眼下にはセゲ谷、後方にはブレンタの岩峰がよく見える。岩場を抜け、しばらく気持ちのよい林を下ると、急に林道に出た。地図にはない林道が上がってきているようだ。途中で標識に従って林道と別れ、さらに下る。林を抜けると、アルプ風の場所でマルガ・ディ・アンダーロ小屋があった。下から林道が登ってきている。

私たちはさらに登山道を下る。すぐ下にモルベーノ湖が見えるのだが、いっこうに近づかない。奥さんも私も新しいハイキング・ブーツが靴擦れで、びっこをひきながら下る。326の登山道との三叉路で左に入ると、わずかでモルベーノの別荘地に出た。そこから20分ほど歩いて湖畔のバス停へ。トレントに戻るバスの時間までまで一時間ほどある。バス停脇のバールでジェラートを食べたり、コーヒーを飲んだりして時間をつぶす。

ドロミテ初めての山歩きは、ブレンタの岩峰群の景色を楽しみながらセゲ谷を周遊するコースだった。ブレンタ連峰なんて聞いたこともなかったが、フェラータで有名な場所でもあるらしい。この日はバスでトレントまで戻り、宿で荷物を回収して列車で次の街ボルツァーノまであわただしく移動した。


(参考タイム)
モルベーノ(10:00)---リフト終点(10:30)---アルティッシモ小屋(11:30)---
セルバータ小屋(11:42)---モルベーノ(15:10)


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