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5/14 山小屋日記、大失態

森の樹木は生い茂り、麓の灯りもまったく見えなくなった。森の巣箱を撤去しようとして大失態をしてしまった。

前日の土曜日は雨。けっこう激しく降った。この日曜は晴れ上がって気持ちの良い天気だ。くつきの森で開催される春の自然観察会に参加を申し込んでいた。観察会の前に森に設置していた4つの巣箱を撤去しようと思った。

梯子をかけ、巣箱の蓋をあけて中を覗く。營巣した形跡はない。木から外して撤去する。次の巣箱は蓋を開けるとカマドウマが飛び出してきた。びっくりして梯子から転げ落ちそうになった。蓋を閉めたまま木から取り外し、地面で蓋を開けると中からオオゴキブリやカマドウマが一斉に出てきた。

次の巣箱も空っぽだった。そして最後の巣箱の撤去に取りかかる。アオゲラが入り口の穴を拡げてしまい、最も期待していなかった巣箱だ。蓋を開けると、鳥が営巣した跡があった。すでに巣立ちしたのだろうと思い、木から外した。地面で中を覗くと、巣の中で何かが動いている。羽がやっと生えだしたばかりの雛だった。よく見ると穴の奥のほうにも雛がいた。えらいことをしてしまった。

慌てて巣箱を元の場所に戻した。親鳥が異変に気づいて巣を放棄してしまうかもしれない。夕方までくつきの森での観察会で小屋を留守にしたが、観察会の間も巣箱のことが気になってしかたない。

観察会が終わり、急いで小屋に戻った。遠くの木の陰から巣箱を観察する。小さな鳴き声がして小鳥が近くにやってきた。すでに薄暗く、距離もあるので何の鳥かはわからない。息を潜めて見ていると巣箱に入り、しばらくしてから出ていった。続いてまた一羽が巣箱に入り、また出ていった。母親と父親なんだろうか。

いずれにしても雛が見捨てられたのではなさそうだ。ああよかったと安堵する。巣箱の設置は野鳥を身近で見たいという自分のエゴみたいなもんだ。巣箱などなくても鳥たちは子孫を残していく。やっぱり自然のままがいいのかなと思ったりもする。無事に巣立ってくれよと今は祈るような気持ちだ。


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