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8/9〜12 惨敗、山陰海岸トリップ

台風が通過し、やっと奥さんとのカヤック旅に出ることができた。天気が安定せず、さっぱりの旅。惨敗だ。

この夏、奥さんと東北の海岸線を旅して回るつもりだった。ところが超ゆっくり台風のために出発が大幅に遅れ、おまけに台風を追いかけるような旅になりそうで、今年は夏の東北旅を断念。代わりにといっては何だが、島根から山口にかけての山陰海岸を回ることにしたのだ。

 

8/10 雨の小波海岸を漕ぐ(島根)

前日、西に向かって国道9号を走った。天気は雨模様だ。出雲半島が近づいてきて、泊まる場所を探す。何度か利用したことのある小波でキャンプすることにした。夕方、小雨のキャンプ場に着く。タープを張り、蚊に悩まされながら軒下でクロンダイクを組み立てた。翌日、天気が回復すれば近くを漕ぐつもりだった。

翌10日、まだ雨が降り続いている。こりゃ駄目かと諦めかけた頃、雨があがった。9時過ぎ、湾内ならなんとかなるだろうとクロンダイクで出艇した。出てすぐデジカメがないことに気づいた。たしかにPFDのポケットに入れたはずだが・・・。浜に戻った。半分砂に埋まり、ストラップだけが出ているデジカメを無事発見。

再び漕ぎ出そうとすると、リジット艇を担いだ人が現れた。話をすると、広島の方でフェザークラフトのユーザーらしい。天気が悪いので漕ぎ出そうか迷っていたが、私たちが漕ぎ出すのを見て漕ぐ決心をしたとのこと。多胡鼻まで行くつもりだが、一緒にどうですかと声をかけてみた。

先に出発し、多胡鼻を目指して漕いだ。小さなうねりがあるだけで問題なく漕いだ。漁港を通過し、多胡鼻の方に向かうと、うねりが岸壁にぶつかってざわざわしている。これじゃ北向きの海岸線は漕げそうもないと諦め、小波の方に引き返す。後から追いかけてきた先ほどのカヤッカーに声をかけ、ひとつ南の湾を偵察してから浜に戻った。短時間でも漕げてよかった。

今日のうちにさらに西に移動しなくてはならない。クロンダイクをそのままカートップにして、タープや装備を撤収した。帰り際、先ほどのカヤッカーと少し話ができた。旅先でフェザークラフトのユーザーとお会いするとは思わなかった。悪天候で気が滅入りかけていたが、少し元気をいただいた。

お昼過ぎ、西へと移動開始。地図を見ながら今夜はどこに泊まろうかと悩む。浜田手前の櫛島周辺は海岸線が入り組んでいて、漕げれば楽しそうだ。出雲あたりから櫛島のキャンプ場に電話してみる。とにかくそちらに向かうと告げ、車を西に走らせた。ここから先の山陰海岸は車で走ったことがない。

3時過ぎに静かな入江のキャンプ場に着いた。テント10張りだけの小さなキャンプ場だ。入り江の中は穏やかだが、外海を見に行くと大荒れで、とても漕げそうにない。管理人さんに勧められて近くの温泉に行くことにした。温泉津(ゆのつ)温泉という温泉がすぐ近くにあるという。温泉街は思っていたより大きかった。元湯の薬師寺温泉に入った。

銭湯のように男女別の入り口で昭和レトロといった感じ。中に入ると小さな浴槽があるだけだ。かけ湯をするとすごく熱い。足先を入れてみたが、熱すぎて入れそうにない。その様子を見ていた地元のおじさんから「そんな入り方ではだめだ」と叱られた。「まず脚に30回お湯をかけなさい」、「湯の中で動いてはいけない」などなど。

おじさんの指導でなんとか胸まで入ることができた。でも5秒が限界だ。またかけ湯を繰り返し、今度は10秒。さらにかけ湯を繰り返しで湯船の中で20数えることができた。だが、これ以上は無理だ。指導のお礼を言い、お風呂を出て外の空気で涼む。汗がどっと噴き出してきた。これまで入った温泉の中でも相当強烈な部類の温泉だ。

なんとか湯に浸かれただけで達成感を感じてしまった。漕げなくても満足してしまう自分が情けない。キャンプ場に戻り、質素な夕食。バーベキューのグループがいたが午後8時ごろには帰るらしい。

夕方、海を眺めるとイカ釣り漁船の灯りが見えた。自転車ツーリングの二人組が来ただけで静かな夜を過ごせた。

 

8/11 漕げず、須佐へと移動(島根)

朝になっても海は荒れていた。櫛島周辺を漕ぐのは早々に諦める。早朝、櫛島のキャンプ場を出て、旅の最終目的地である須佐に向かった。以前、青海島や油谷湾を漕いだ時、地図を見て漕いだら楽しそうだなと思ったのだ。ただ、13日には関西に戻らなければいけないので、今回の旅ではカヤックを漕ぐ最後のチャンスである。

須佐が近づいてきた。カヤックを出せそうな場所を探しながら車を走らせる。地図を見て良さげなところは海岸線まで降りて偵察した。

まずは今宵の寝場所の確保からだ。海が見下ろせる須佐エコロジーキャンプ場に泊まることにした。きれいなロッジが並んでいて、乞食キャンプにはちょっと場違いな雰囲気だ。テントを張ろうとしているといきなり土砂降りの雨。しばらく屋根のあるところに避難せざる得なかった。

雨がやんでいる間に急いでテントを設営。時間があれば漕ぎに行くつもりだったが、何度も突風と激しい雨に悩まされた。まったく油断できない天気だ。

今日は漕ぐのは無理と諦めて、近くのスーパーに買い出しに行く。 キャンプ場で宿泊を申し込んだ時、一人500円で採りたての剣先イカのお造りを用意できますと言われた。二人分お願いしておいた。ささやかな贅沢。

午後もずっと雨が降ったり止んだりの不安定な天気だ。雨が止んでいる時に海岸線の散歩をするくらいしかできない。イカのお造りはコリコリしていておいしかった。口に入れようとすると吸盤が唇に吸いつく。翌日が最後のチャンスだ。明日は晴れてくれと願いつつ眠りにつく。

 

8/12 30分で撤退、須佐湾(山口)

山陰旅も今日が最終日。今日中に関西まで戻らなければならない。夜半に雨が降り、朝も降ったり止んだりの状態だ。いったんは諦めて帰路につこうとしたが、やっぱり少しでも漕いでおきたい。須佐湾内の奥まった場所から出艇した。小さなを岬を越え、外側に開けた湾内に出る。

外海からうねりが入っている。近くの小島までと思い漕ぎ進んだが、うねりが大きくて近づけない。引き返して出艇場所へと戻った。この旅で漕いだ時間は3日間で2時間に満たない。それでも海岸線の様子や出艇場所などもわかったので、次回の参考にはなる。そう思わないとやってられない。

そろそろお盆の帰省ラッシュが始まっている。途中、渋滞もあったが、比較的スムーズに神戸まで戻れた。ぶつぶつ言いながらもつきあってくれた奥さんに感謝する。それにしても今年の夏は近場で天気を見ながら漕ぐしかないのかなあ。


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