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8/17 山小屋日記、冴えない夏

台風の影響が長く続いたこともあって、8月の前半はとにかく天気が悪かった。ブヨや藪蚊のために外での作業もしにくい。なんだかなあという冴えない夏になっている。

旅に出た数日間を除けば、小屋に来ても室内で過ごすことが多かった。外に一歩出たとたん、ブヨが大挙して襲ってくる。だから屋外に出る時は、長袖シャツを2枚重ね、首にはタオルを巻き、頭には防虫ネット、手には軍手、足元はもちろん長靴だ。こんな格好で作業をすれば5分とたたないうちに汗びっしょりになる。熱中症になりかねない。

やられてばかりになるものかと、一度群がってくるブヨを手で叩いて撃退しようとした。頭のまわりで両手を叩く。ブヨが数匹、デッキの上に転がる。数分で十匹くらいのブヨを撃墜した。しかしキリがない。いくら撃墜しても、次から次に新手がやってくる。勝てる見込みなどないのだ。

ウェブを参考にしてつくったハッカ油スプレーもほとんど効かず、もうなす術がない。そして旅に出ようと思ったら今度は台風で小屋待機の日々。夜は風が吹いて涼しいのが唯一の救いだ。

旅で漕ごうと思っていたエリアの地図を印刷しようとパソコンに向かっていると、小屋の裏手から物音がした。ふと顔を上げると、小さな鹿がうろついている。人間でいうなら中学生くらいか。小屋から2メートルくらいの場所で葉っぱを食べている。

窓越しに写真を何枚か撮った。こちらにも気がついている様子だが、食欲のほうが勝るみたいだ。大きな耳をレーダーのように動かしながらモグモグと食事している。森の中ではよく鹿を見かけるが、こんなに近くまでやってきたのは初めてだった。

夫婦旅に出るために奥さんが小屋にやってきた。台風がなかなか近づいてこないので待機の日々。台風の送り込んでくる湿った空気でやたら蒸し暑く、日中エアコンのない小屋にいるのも辛い。この機会に琵琶湖博物館を奥さんと二人で訪ねた。前から行ってみたかったのだ。

軽トラで琵琶湖大橋を渡り、琵琶湖沿いの道路を走った。小屋のある湖西とは違った雰囲気で、ちょっと垢抜けした感じだ。夏休みということもあって琵琶湖博物館は子どもづれで賑わっていた。展示もよく工夫されていて、琵琶湖の植物や生き物について大いに勉強になった。カヤックの出せそうなところを調べながら小屋に戻った。

台風通過後に、行き先を変更して山陰海岸の旅に出たものの、天気が悪くさっぱりの旅になってしまった。夜には秋の虫も鳴き始めた。8月も半ばを過ぎた今となっては、まあこんな年もあるさと諦観の域に達しつつあるこの頃なのだ。


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