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3/4 山小屋日記、春はすぐそこ

もう3月、小屋周辺の雪はほとんどなくなり、春の気配が濃厚になってきた。雪は陽のあたらない小屋裏にわずかに残っている程度だ。

中は薪ストーブを焚かなくても、室温は20度近い。朝、用事で一足先に神戸に戻る奥さんを駅まで送りに行く。ひとり小屋に残るとなんだか寂しくなってしまう。久しぶりにカヤックでもと思ったが、雪があるうちはスキーもしたい。結局、スキーをすることにした。

雪がなくなったので、スキー場まで歩いて行くことはできない。ならばウロコ板ではなくフラットソールの出番だ。中古で購入したK2のWorld Pisteを初めて使ってみることにした。どんなノリ味か自分で確認したかった。

初めて使う板、そして初めてのビンディングだ。ポジドライバーでロッテフェラアーR8のビンディング位置を調整する。インビス仕様なのでポジドライバーひとつで簡単に調整できる。ブーツも久しぶりにスカルパT2を使用。

軽トラの荷台に板とブーツを放り込み、箱館山スキー場の駐車場へと向かう。今シーズン初めての車での出勤だ。ビンディングの調整などしていたので、出発が遅くなってしまった。

ゴンドラで上がり、まずは足慣らし。先々週ウラヤマで一緒に遊んだ地元テレマーカーのMさんと出会う。リフトの列が伸びてきたので、シングルリフトのゲレンデへと移動。10本ほど繰り返しコースを滑った。

今シーズン初めてのフラットソール板、それに久しぶりのT2ブーツ。ザラメで板がよく滑り、身体が遅れ気味になる。その修正に苦労した。でもWorld Pisteは癖がなく滑りやすい板だった。

1時間半ほど滑って今日のメニューは終了。ゴンドラ駅でスキーを脱いだ時、ヒールピースの位置が左右でずれていることに気がついた。滑るのに支障はなかったが、自分のいい加減さにあきれてしまう。

小屋に戻り、板やブーツを陽のあたるところで乾かす。小屋の室温は20度もあり、日中は薪ストーブは必要ない。デッキでゆっくりしているとヤマガラが一羽やってきて、デッキの柱に設置した巣箱に入った。巣作りのための偵察みたいだ。

暖かくなって、鳥たちもつがいで行動するようになった。まだ独り身の鳥は梢で高らかにさえずり、パートナーを探している。森の樹木も冬芽が大きくなってきた。山小屋で5回目の春もすぐそこまで来ている。

 


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