2/1 山小屋日記、心羽との日々
5年間週末山暮らしを続けた後、仕事を辞めて山小屋で暮らすことにした。定職にはつかず草刈りなどのアルバイトで日銭を稼ぎながらの生活だ。奥さんは兵庫の自宅からよく訪ねて来てくれるが、基本は一人暮らし。
移住と同時に犬を飼い始めた。ボーダーコリーの心羽(シンバ)である。ずっと犬と暮らしたいと思っていたが、住んでいたマンションはペット禁止だったのだ。山小屋への移住を機に念願の犬との暮らしを始めた。
シンバは元気すぎてやたらと手がかかる。一日の大半を散歩している感じだ。犬を飼うのが初めての自分にはちょっと荷が重い。アウトドアのお供になってくれればと思い、近場の山歩きやカヤック遊びに連れて行った。
シンバは山を元気に歩き、泳ぐのも上手になった。水が好きになりすぎて、散歩中に溝に飛び込んで水の中をじゃぶじゃぶと歩きたがる。雪も大好きだ。雪の積もった森を元気に走り回っている。
山小屋での新しい生活にも慣れてきた夏の終わり、大型台風が直撃した。小屋周辺の森では大きな木がたくさん倒れ、停電が4日間も続いた。停電すれば地下水をくみ上げることもできず、電気も水もない生活。夜はヘッドランプとランタンのサバイバル生活だ。
道を塞ぐ倒木を片付け、小屋まで運んで薪にする作業が続いた。周辺の山々も大きな被害を受けた。ボランティアで台風で被害を受けたトレイルや自然体験施設の整備のお手伝いをして過ごした。秋はそんな風に過ぎていった。
そんなことをしているうちに冬になり、森は雪で覆われる。恒例の年末東北スキー旅にも行けなかった。代わりにクロカンスキーでシンバと雪の森を散歩する日々。この地で心羽を鍛え、大好きな東北を一緒に旅したい。
本格的に山暮らしを始めてほぼ一年。やっとこの地での新しい生活に慣れてきた。そろそろ外遊びのほうも本格的に再開させねば。シンバとともに。
- 2019.02.01 Friday
- 山小屋日記
- 20:35
- comments(6)
- -
- by ts
私もそろそろ先を見据えて東京脱出計画を具体的に練らないと。まだ夢想の域をまったく超えていません。