4/10 山小屋日記、次の一年
3月は暖かく、次の冬に備えて薪の移動や冬道具の片づけなどをして過ごした。3月の中旬からはマンサクやサンシュウの黄色い花が咲き、木々も芽吹き始めた。森にはむせかえるような臭いが立ち込める。ヒサカキの花の匂いらしい。
3月下旬には、小屋近くの森では桜が咲いた。キンキマメザクラという小さな花の桜だ。
このまま春になるのかなと思っていたら、4月の初旬に雪が降り、季節はいったん逆戻り。でもすぐに暖かくなり、エドヒガンが満開になった。小屋近くに設置した巣箱には今年も複数のヤマガラ夫婦が入り、せっせと巣作りに励んでいる。
台風や大雨などの自然災害にも苦しんだこの一年だった。一日一日をなんとかやり過ごし、気がつけば一年がたっていた。たくさんの人に助けてもらった。自分の居場所を見つけようと、時間を見つけては地域のイベントやボランティア活動などにも参加した。知り合いのネットワークも少しずつ増えていった。
冬になって仕事がなくなると、外遊びをする余裕もでき、この場所で生きていく自信もそれなりについてきた。昨年は守りの一年だったが、今年は新たな挑戦の一年にしようと思っている。どれだけできるかわからないが、失うものはないのだから気楽にやっていけばよい。
*ブログのアクセスカウンターが機能しなくなった。サービスの提供先がなくなったみたいだ。これまでのアクセス総数がわからなくなってしまったので、確実な数字から別のカウンターで再開しています。まあ、どうでもいいようなことですが。
- 2019.04.12 Friday
- 山小屋日記
- 18:08
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- by ts